私は2026年1月、わずか1ヶ月の学習期間で簿記3級に合格しました。
ここでは、その実体験をもとに「短期間で合格するための勉強法」をお伝えします。
結論から言うと、簿記3級の難易度は決して高くありません。
簿記に全く触れたことがない方でも、ポイントを押さえて勉強すれば十分に合格可能です。
実は私自身、中小企業診断士の資格を持っているにも関わらず、財務・会計はかなり苦手分野でした。
そのため、「もっと早く簿記3級を取っておけば、後の学習が楽だったのに…」と感じています。まさに「急がば回れ」。
基礎をしっかり固めることの大切さを実感しました。
また、会社の数字に強くなるという意味では、経営者の方にもおすすめの資格です。
勉強始める前に知っておきたいこと
学習スケジュールの目安
平日・休日ともにある程度学習時間を確保できる方であれば、約1ヶ月での合格は十分現実的です。(平日1〜2時間、休日4〜5時間程度)
簿記3級の合格ラインは70点以上。満点を狙う必要はなく、「確実に点を取れる問題を落とさない」ことが重要になります。
試験の概要(CBTとペーパーの違い)
試験時間は60分。時間が限られていますので、できる問題から手をつける必要があります。
(この点はあとで後述します。)
受験形式は以下の2種類から選べます。
・CBT試験(ネット試験) 随時開催
・ペーパー試験 年3回開催
おすすめはCBT試験です。
CBT試験とは会場に行って、設置しているパソコンに入力する試験です。
理由はシンプルで、「好きなタイミングで受験できる」からです。
ただし注意点もあります。
・問題用紙に直接書き込みができない
・パソコン操作に多少の慣れが必要
・いつでも受けられる分、勉強が後回しになりがち
特に最後の点は重要です。
「いつでも受けられる」は「いつまでも受けない」に変わりがちです。
そのため、最初に受験日を決めてしまうことを強くおすすめします。
適度なプレッシャーが、学習効率を一気に高めてくれます。
問題の構成と戦略的な勉強法
問題の構成
簿記3級の試験は、毎回ほぼ同じ構成です。
- 第1問:仕訳(45点)
- 第2問:補助簿・理論など(20点)
- 第3問:試算表・精算表(35点)
ここで重要なのは「優先順位」です。
最優先で取り組むべき分野
・第1問(仕訳)
・第3問(決算整理・精算表)
この2つを重点的に対策しましょう。
なぜなら、この2つで合計80点あるからです。
仮に第2問をほとんど取れなくても、十分に合格ラインに届きます。
極端な話、
・第1問+第3問でほぼ満点 → 合格確定
つまり、「取るべき問題を確実に取る」戦略が最も効率的です。
第2問は出題範囲が広く、形式も変わりやすいため、勉強は後回しでOK。
時間がなければ「捨てる」という判断もアリです。
同様に本番の試験でも、必ず第1問→第3問→第2問の順番に解くようにしましょう。
使用した教材と勉強方法
私が使用した教材は以下の1冊のみです。
「スッキリわかる日商簿記3級 テキスト+問題集 滝澤ななみ (TAC出版)」

このテキストは非常にわかりやすく、初心者でも理解しやすい内容になっています。
さらに、以下のようなサポートも充実しています。
・Webによる解説
・Web特典 仕訳トレーニング(CBT対策にも有効)
・Web特典 模擬試験プログラム(CBT対策にも有効)
ただし、この1冊だけではアウトプット量が不足します。
そのため、必ず以下のサンプル問題もマスターしましょう。
・日本商工会議所が提供するサンプル問題 全部で5問
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/sample/sample_3
・サンプル問題の解説動画(ネットスクール株式会社が無償で公開しています)
https://www.net-school.co.jp/special/jcci_bokisample_kaisetsu/index_3q.html
勉強の進め方(重要)
基本の考え方はシンプルです。
インプット3割:アウトプット7割
とにかく問題を解くことが大切です。
具体的には:
1. テキストを一通り読む
2. 問題を解く
3. 間違えた箇所を徹底的に復習
4. 同じ問題を繰り返す
これをひたすら繰り返します。
目安としては:
・テキストの問題
・Web特典の問題
・サンプルの問題
これらを最低3周は行いましょう。
最初は理解できなくて当然です。
しかし、繰り返すことで「点と点がつながる感覚」が必ず出てきます。
試験当日の流れ(CBT体験談)
私は新宿のテストセンターで受験しました。
当日の流れは以下の通りです。
・荷物をロッカーに預ける
・電卓は持ち込みOK
・静かな試験室に入室
・好きな席に着席して受験開始
メモ用紙は用意されますが、スペースはやや狭めです。
事前にコンパクトに計算するクセをつけておくと安心です。
試験開始前は、誰しも緊張します。
そんな時は一度深呼吸して、落ち着いてからスタートしましょう。
結果とその後
試験後、すぐに結果が表示されます。
私の結果は…
72点(ギリギリ合格💦)
正直「危なかったな…」と思いましたが、
合格は合格です。
満点である必要はありません。
合格すれば、それで十分価値があります。
現在は、簿記2級への挑戦も視野に入れています。
最後に
もし不合格だったとしても、落ち込む必要はありません。
簿記3級はCBTであればいつでも何度でも受験可能です。
本当の失敗は「諦めること」です。
挑戦し続ける限り、合格には必ず近づきます。ぜひ一歩踏み出してみてください。
きっと結果はついてきます。


合格の秘訣