はじめに
念願のサンライズ瀬戸の切符を手に入れることができ、大晦日から元日にかけて高松から東京までの旅を楽しみました。この切符は非常に人気があり、入手困難なため、実際にこの列車に乗った人はそれほど多くないのではないかと思います。今回は、その特別な体験について詳しくご紹介します。
切符の取り方
サンライズ瀬戸の切符は、乗車日の1か月前から購入可能です。私はインターネット予約を利用しましたが(いわゆる10時打ち)、特に個室を確保するのは非常に難しいと感じました。それに比べて「ノビノビ座席」は、比較的取りやすかったように思います。ネット予約の際は、予約ボタンを押すタイミングが重要で、9時59分58秒から59秒の間に押すのが成功の鍵です。事前にシステムのタイムラグを確認しておくと安心です。ただし、予約は決済が完了して初めて確定するため、そのタイムラグで他の人に取られてしまうこともあります。
個室を確実に取りたい場合は、JRのみどりの窓口を利用するのが良いかもしれません。特に休日の切符は人気が高いので、早朝から並ぶ必要があります。また、旅行会社(株式会社阪急交通社)に依頼する方法も選択肢の一つです。


乗車前の準備
シャワーを利用したい場合は、「シャワーカード」を事前に購入する必要があります。このカードには数量制限があり、売り切れることが多いため早めに確保しましょう。私は午後8時45分ごろに改札を通りましたが、その時点で既に16人ほどが並んでいました。それでも無事にカードを購入できました。
ちなみに、使用後のシャワーカードは戻ってくるので、記念に持ち帰ることができます。


大晦日という特別な日だったからか、夜7時半には駅周辺のお店がほとんど閉店していました。開いていたのは、セブンイレブンやロッテリア、蕎麦屋など少数のお店だけです。香川名物の讃岐うどんを食べられる店も少し歩けば見つかりますので、せっかくの機会に立ち寄るのも良いでしょう。


また、乗車前には駅の電光掲示板や列車の入線風景を撮影しておくと、良い記念になります。私は8時55分ごろに入線してきたサンライズを撮影しながら、その特別感を存分に味わいました。


乗車後の流れ
列車に乗り込み、まずはシャワーカードを購入しました。シャワーカードは330円なので、事前に釣り銭がないよう準備しておくとスムーズです。その後、自分の予約席へ向かいました。
ノビノビ座席は、ほぼ横になれるスペースのみで、窓側のライトや廊下側のカーテンが備わっています。窓はブラインドが下がる仕組みとなっています。隣と仕切りが完全ではないため、着替えはトイレなどの個室で行うのがおすすめです。毛布が1枚提供されますが、床が硬く、冬場は冷えるため、厚着をしておくと快適です。私の場合、毛布を敷き、上にジャケットをかけて寝ましたが、それでも寒さを感じました。
あと、枕もないためバスタオルなどで代用すると良いと思います。

座席の予約には注意が必要です。隣同士で座りたい(寝たい?)場合、座席番号の配置を確認しながら予約を行いましょう。私は急いでいたため、隣同士で取ったつもりが、一つ空けて座席を取っていたようでした。
なお、初心者は上段を取った方が電車の騒音や揺れも少なくおすすめだそうです。
上段 | 7D | 7C | 6D | 6C | ・・・ | 2D | 2C | 1D | 1C |
下段 | 7B | 7A | 6B | 6A | ・・・ | 2B | 2A | 1B | 1A |
車内での体験
車内のトイレは清潔で、アルコール消毒シートが備わっていますが、冬場は便座が冷たいので注意が必要です。また、ラウンジは8席あり、隣に自動販売機が設置されています。この自販機では飲み物を購入できますが、冷たい飲み物しかないため、事前に温かい飲み物を準備しておくと良いでしょう。
なお、ノビノビ座席はコンセントがありません。廊下に一箇所ありますが、使えないと思った方が良いでしょう。また、Wi-Fiもつながりません。
シャワーは6分間利用可能で、私は出発直後に利用しました。このタイミングでは空いており、スムーズに入ることができました。備え付けのシャンプーやボディソープがあるため、基本的な準備だけで問題ありません。シャワーは一時停止することができますので、6分間であれば十分間に合うかと思います。ちなみに私は2分ぐらい残しました。
使用後は次の人のために洗浄ボタンを押すこと、また着替え場所の床を濡らさないなどの配慮を忘れないようにしましょう。

特別な時間
岡山駅では、サンライズ瀬戸とサンライズ出雲の連結作業を見ることができました。連結作業は珍しい光景で、鉄道ファンでなくても見入ってしまう瞬間です。また、逆方向のコースでは切り離し作業が見られるようです。なお、サンライズ出雲に乗車した場合は、降りることができないのでこの光景はサンライズ出雲の乗車客しか見ることができません。

寝る時は、窓のブラインドを落としておくことをおすすめします。駅を通り過ぎる時に駅の電灯が眩しく、寝れないためです。
そして元日の朝、車内放送で「おはようございます。そして明けましておめでとうございます。」という挨拶が流れました。この中で初日の出のスポットが案内され、多摩川を渡る瞬間に見ることができました。天気にも恵まれ、私は初日の出を一瞬ですが目にすることができ、特別な感動を味わいました。

到着
列車は午前7時08分に東京駅へ到着しました。忘れ物がないか確認しつつ、名残惜しい気持ちでサンライズ瀬戸を後にしました。一晩をともにしたこの列車との別れは少し寂しくもありましたが、その特別な時間は一生の思い出になりました。
駅及びイベント | 到着 | 発車 |
高松 | ー | 21:26 |
坂出 | 21:43 | 21:44 |
児島 | 22:00 | 22:01 |
岡山(連結) | 22:23 | 22:34 |
姫路 | 23:32 | 23:33 |
三ノ宮 | 0:10 | 0:11 |
大阪 | 0:31 | 0:33 |
静岡 | 4:38 | 4:40 |
富士 | 5:09 | 5:10 |
沼津 | 5:26 | 5:27 |
熱海 | 5:43 | 5:45 |
横浜 | 6:44 | 6:45 |
車内放送 | 6:20 | ー |
初日の出 | 6:51ごろ | ー |
東京 | 7:08 | ー |
まとめ
この旅を通して感じたのは、事前の準備や計画の大切さです。そして、サンライズ瀬戸はただの移動手段ではなく、特別な時間を与えてくれる体験そのものでした。これから乗車を考えている方にも、ぜひ一度体験してほしいと思います。
乗ってほしい人