概要
レイ・クロックはマクドナルドを世界一のチェーン店にした人物です。(ちなみにマクドナルドはマクドナルド兄弟が作った)
いかにマクドナルドは大きくなって行くのか?が書かれています。
レイ・クロックは非常にパワフルな人物だというのがわかります。
あまり役に立つことや心に響くことは書いてませんが、読み物としては面白いと思います。
重要なポイント
チャンスを逃すな
成長するためには未熟であることが必要であり、成熟すると停滞が始まるという教訓が述べられています。著者はモーテルでマクドナルドのビジネス展開のアイデアを思いつき、翌朝にはそのプランが頭の中で完成していたという内容です。
やり遂げろ!
信念と継続が成功の鍵であり、他者に幸福を与えることはできないが、幸福を追求する自由を提供することはできると述べています。成功と幸福はリスクを取って挑戦することで得られるもので、個人やチームが進歩するにはリスクを恐れず挑戦し続ける必要があるとしています。
レイロックの金言、私はこう読む 柳井正法則7
1 成功者の発想法
「Be daring(勇気をもって)、Be first(だれよりも先に)、Be different(人と違ったことをする)」という言葉は商売の神髄を表すもの。
2 失敗を乗り越える力
失敗は成長の一環であり、悩んで挑戦することが成功への道である。少しの成功に満足せず、常に新しい事業やアイデアを追求するべきだ。
失敗を乗り越えて前進することが経営者の仕事であり、成功者とは失敗を経験しつつも楽観的に進む人。経営者は常に24時間仕事を考え、経営の失敗はリーダーの心がけにかかっている。
3 リーダーシップ
経営者は常に危機感を持ち、地位に関係なく目の前の仕事に取り組むことが求められる。また、現場での迅速な判断力が重要。
4 成長する組織づくり、人材づくり
経営者の視点で考え、顧客に何を提供しているかを常に意識することが成長に繋がる。庶民の生活を知ることが成功への鍵。
5 ヒットの作り方
消費者に注目される商品を作ることが重要であり、取引先とは緊張感を持ちつつも協力的な関係を築くことが大切。
6 ライバルとどう戦うか
同じ土俵で戦うのではなく、独自のポジションを作り、そこを伸ばしていくことが競争に勝つ方法である。
7 大富豪の金銭感覚
稼いだ金をどう使うかはその人間の人生に対する考え方が反映される。
総評
この本の最後に柳井正と孫正義の対談があります。さらに柳井正の成功法則7が記載されています。こちらの方が実は学ぶべきところが多く、このためにこの本を読んでもいいんじゃないかと思うほどです。
読んでほしい人
- パワーをもらいたい経営者
- 柳井正vs孫正義の対談が読みたい人
- マクドナルドの新メニューは必ずチェックしている人
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